サンプルサイズ(標本の大きさ)とサンプリング誤差(標本誤差)

「サンプルによる調査結果」=「母集団の実態」とはならない。
そこに誤差が生じる。この誤差をサンプリング誤差という。

 サンプルサイズ(標本の大きさ)と誤差の関係 


サンプルサイズ(標本の大きさ)を大きくすれば、母集団に近付く。
    →標本の偏りによる誤差(サンプリング誤差)は低減する。

サンプリング誤差(標本誤差)を表す式
サンプルサイズ[n]:標本の大きさ
回答比率[p]:ある質問に対して「はい」の人の割合
2:信頼度95%の係数(通常は信頼度95%が使われる)
(信頼度99%の場合は、信頼度係数=2.58)
出典:IMPRESS「リサーチ/データのリテラシー入門」http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2008/05/16/3080
p00.10.20.30.40.5 0.60.70.80.91.0
p(1-p)00.090.160.210.240.25 0.240.210.160.090

【サンプリング誤差の見方】
「はい」と答えた人の割合が、全体のpだった場合、 95%の信頼度で、実際の割合は「p±サンプリング誤差」の範囲にある。 また、この範囲を超える危険率は、逆に5%ある。

 誤差を半減させるには、サンプルを4倍にしなければならない 


サンプルサイズ[n]を倍にしても、サンプリング誤差(標本誤差)は3割程度しか減らない。(1÷1.414=0.70)
サンプリング誤差を半分にするには、サンプルサイズを4倍にする必要がある。 (根号があるので、誤差を半分にするには、nを4倍にしなければならない。)

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